富沢西EBデンタルクリニックオープン奮闘記18

仙台市富沢にできる歯科・富沢西EBデンタルクリニックの院長衣斐が、ゆる〜くプログを綴っています。

本日は、東京に用事です。最近、初めてのお盆休みで、クリニックの開設準備を忘れて、かなり多くの本を読んでいますが、新幹線の中で、心。とういう本を読みました。さすが、稲盛さんで、凡人の自分との差をつくづく痛感しました。

前職、自分自身、サラリーマン社長の立場をさせて頂いていました。勿論、オーナー社長とは、責任の重さの違いはあるにせよ、稲盛さんが書かれている器、心、善、リーダーの自己犠牲、この普遍的な定義に関して、本当に深く心酔しました。それは、前職の体験がフィードバックしたからです。

前職の時を振り返り、自己犠牲を楽しくできた事。特に、先生やスタッフ教育には、プライベートの区別なく熱中してできた事。その時、自分の損得関係なく、利害関係なく、組織の貢献と先生方、スタッフの幸せを純粋に、追求でき、衛生士の奨学金設立や保育園開設をリーダーとして関わり導けた事、大阪、福岡のリーダーを兼務し、純粋に自分の限界を超え、やれる事をやりきった思いが、稲盛さんの言葉が、染み入るように心に入ってきたのではないかと思います。また、そのリーダーの基礎を教えて頂き、機会を頂いた徳真会グループの松村理事長には、心から感謝しています。

京セラといえば、アメーバ経営で有名で、部門別採算方式の運営は、特に多くの中小企業の運営の手本となり、波及的に、進化し、根付いていますが、間違ってもそのビジネスモデルが重要なのではなく、普遍的な定義を謙虚に、説得力を持って、やり続けるリーダーがいてこそなのだと気付かされます。

仙台で有名なアイリスオオヤマの大山会長にも、縁がありお会いし、会食させて頂いた際にも感じた事ですが、修羅場や苦労を乗り越えた大きさ、そして、器や大義の志の大きさを持つことは、リーダー像の根幹の大事な部分だと思います。

今回、帰省した際、岐阜新聞に6回連載で、妹の旦那の父で、岐阜プラチック工業(リスパック)の大松会長の記事を読みましたが、多角的な経営の中、様々な分野に投資し、研究を進め、多角的な企業にした過程を亡き創業者の理念を忠実に具現化した過程を知る機会も重なり、リーダーとは!という事を深く考えるお盆になりました。成功する過程には、必ず共通した理念があります。それは、松下さんの理念から、引き継がれる日本の誇れる企業理念だと思いました。

自分は、凡人ですが、少しでも成長して、納得できるリーダー像を具現化したいと思います。大きくしたいとは、これっぽっちも、思いません。自分の器にあったクリニックを作り、まず、5名のクリニックのスタッフと、1から、自分の納得できるスタッフの納得できるクリニックを作りたいと思います。勿論、言い訳や環境に対しての恨み辛みは、誰しもが持つものですし、自分も例外ではありません。が、もう一度、自分自身を見つめ直し、自分が大切にしてきた1,感謝の気持ちを持つ 2,謙虚さを持つ 3,相手の立場になって考える その上で、思いやりのある、優しさのあるチャレンジするクリニックを開設しようと思います。準備が大変で、準備と勉強に没頭し、追われる状況になりましたが、事業の開設が佳境に入り、より反省をしながら、自分の心を鍛え直し、器を大きくしていく強い決意です。

善。世の中、利害でしか動かない事が大半です。自分の周りにも、利害以外で結びつく人は、本当に限られた人でしありません。いるのかどうかもわかりません。まず、一人でも、その利害を超えた関係を作れるクリニックにしたいと思っています。皆、条件や環境で、クリニックに入ってきますが、利害を超えるためには、互いの思いやり、優しさであり、大義が必要です。

今日、日本経済新聞に、最低賃金1000円以上にする法律に、業界団体が反対という記事がありました。自分自身、当クリニックの賃金を水準以上にして、経営を成り立たせる事は、大きな一つの社会貢献で、事業開設の柱ですが、業界団体の意見もその通りのところがあると、自分は思います。特に、中小企業や個人事業者にとって、事業者が守られてない所があり、労働者の権利ばかりが守られていると自分は思います。その部分が、経営をクローズにしている部分があり、まず、中小企業、個人事業者を守るよう規制改革を行なって、大企業の優遇を減らす事。その上で、最低賃金を1000円以上にすべきだと自分は、思います。

以上、かなり自分のかなり偏った私見ですが、お盆は、クリニックの開設準備を忘れ、たくさん本を読み、いろんな思いを巡らせる時間になりました。

富沢西EBデンタルクリニック 衣斐 明

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